いよいよ夏休みが終わりますね。
台風の経過が心配ですが、我が子も明日から新学期が始まる予定です。
例年通り、ただいま宿題の追い込みにかかっているところです(笑)
ところで、みなさんのご家庭のお子さんは、この時期
「学校に行きたくない」
と言い出したりはしていませんか?
実は我が家の長男は、直接私に「学校に行きたくない」と言ったことはありませんでしたが、学校に行ったフリをして茂みに隠れて1日を過ごしていたことがあったり、遅刻が増えるなどしていた時期がありました。
当時は彼からのそのようなサインに気付いてあげることができず、結果としてメンタル不調に陥り、長期の入院の為、学校に行けなくなったことがあります。
結局、発達障害による生きづらさから起きていたということが最近になってようやく分かりました。
そして、長い間気付いてあげられず、彼にはツラい思いをさせてしまったことに大変後悔しています。
そのようなことにならないように、お子さんが「学校に行きたくない」と言った時に親が取るべき行動をご紹介します。
親が取るべき4つの行動
子供が学校に行きたくないと言った時は、次の4つの点に注目してみましょう。
理由を聞いてみる
子供がなぜ学校に行きたくないのか、率直に聞いてみましょう。
友達関係や学業に関連する問題があるかもしれません。
ただし、子供がうまく理由を伝えられない場合もあるので、落ち着いて話を聞くことが大切です。
親としては理由が知りたいと思ってしまいますから、つい問い詰めるようになってしまいがちです。
しかし、それではますます子供が話をしてくれなくなる可能性があります。
話したくないようであれば、まずは学校に行きたくないという気持ちを受け止めてあげるようにしましょう。
子供の心理状態を考慮する
不登校の理由は様々で、不安感や疲れが原因となることもあります。
特に思春期の場合は子供自身も不安な気持ちになる理由が分からずイライラしてしまうこともあります。
子供の内面の感情を理解し、適切な対応を取りましょう。
無理に連れて行かない
子供が学校に行きたくないとき、無理に連れて行くのは逆効果です。
ゆっくり話を聞いて、子供のペースを尊重しましょう。
私の場合は、子供がツラい思いを持っていることに気付かず、
「遅刻するから早く行きなさい」
と毎朝急かして学校に行かせてしまっていました。
実はこの”急かす”という行為は一番やってはいけないことだと言われています。
その結果、ツラい思いを親に打ち明けることもできずに、学校に行ったふりをして茂みに隠れて1日を過ごすというような行動に至ってしまったのです。
朝起きられないことや、お腹が痛いなどといった症状が出ている場合は特に注意が必要です。
寄り添う姿勢を持つ
子供が学校に行きたくないとき、責めるのではなく寄り添ってあげてください。
親は学校は行かなければいけないところと考えがちです。
もちろん、体も心も元気であれば学校に行くのは当たり前かもしれません。
しかし、大人だって仕事に行きたくない日もありますよね。
もし私たち大人が
「今日は仕事に行く気になれないので休みます」
と連絡を入れたら、怒られてしまうかもしれませんが、もしかしたら心の病気なのかな?とも考えますよね。
同じように、子供にも温かい目を向けてあげてください。
子供が真面目で繊細な性格であることを理解し、一緒に解決策を考えていくことが大切です。
まとめ
親の対応は子供の心理状態や状況に合わせて柔軟に行うことが重要です。
子供が学校に行きたくないと言い出したら親も不安になりますが、一番不安なのはお子さんです。
不登校になってしまったお子さんが実際に登校できるようになる時期は、親が
「いつになったら行くのかな~?」
と気楽に考えるようになった頃が多いそうです。
親が不安に思っていると、いつまでたってもお子さんも不安なままでしょう。
親の不安を解消するためにスクールカウンセラーや地域の支援センターに相談することもおすすめですよ。
お子さんと一緒に、新学期を前向きに迎えられるよう願っています。