いつも読んでくださっている皆様、初めてご訪問くださいました皆様こんにちは。
しばらくブログが更新できておらず申し訳ございません。
体調が悪い日が続いていたので、思い切ってしばらくお休みしておりました。
私はうつ病の治療を始めてもうすぐ3年になろうとしています。
最初の頃に比べると驚くほど楽になりましたが、実はまだまだ長い治療が続くと予想されます。
というのも、うつ病などのメンタル疾患の治療は「薬をやめる」という課程にとても時間がかかるからです。
なぜ薬をやめるのに時間がかかるのか。
その理由は薬への依存から抜け出す際に起こる「離脱症状」にあります。
この症状は非常に辛く、時には日常生活に支障をきたすこともあります。
実際に昨晩も薬を飲み忘れたせいで、ひどい離脱症状に苦しみました。
この記事では、離脱症状の辛さとその対処法について詳しく解説します。
離脱症状とは?
離脱症状とは、薬物やアルコールの使用を中止した際に現れる身体的・精神的な症状のことをいいます。
これらの症状は、使用していた物質の種類や使用期間、個人の体質によって異なります。
離脱症状の主な症状
離脱症状には様々なものがありますが、代表的な症状は以下の通りです。
- 不安
- イライラ
- ソワソワ感
- 手の震え
- 異常な発汗
- 動悸
- シャンビリ感
シャンビリ感というのはあまり聞きなれないかもしれませんね。
シャンシャンという耳鳴りやビリビリとしびれる感覚のことをいいます。
離脱症状のリアル
私の場合はSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)という分類にあたる抗うつ剤をメインに服用しています。
効果が出やすく比較的副作用が出にくい薬と言われている一方で、離脱症状が出やすいというデメリットがあります。
私は毎朝1度服用するのですが、24時間しっかり効果が続いているので、服用することを時々忘れてしまうことがあります。
この時に離脱症状が襲ってきます。
主に私に起こる離脱症状は「不安」「ソワソワ感」「手の震え」「動悸」「シャンビリ感」の5つです。
昨夜は特にソワソワ感とシャンビリ感が強く、じっとしていることができませんでした。
「自分の体が自分ではない」
そんな感覚です。
あまりにも辛かったので、早く睡眠薬を飲んで寝てしまいたいと、薬を飲みたいという気持ちで頭の中が埋め尽くされていました。
私が服用している睡眠薬の中にも抗うつ剤が含まれています。
「飲んだら楽になる」
そう思っていましたが、離脱症状のせいで体が勝手に動いてしまいます。
睡眠薬を飲んでもなかなか寝付くまでにはだいぶ時間がかかってしまいました。
夜が明ける頃には睡眠薬として飲んだ抗うつ剤の効果も出て、ようやく落ち着きを取り戻しました。
朝には無事にメインのお薬を服用し、今はいつも通りの生活をしています。
私の場合は、たった1回、たった1錠飲み忘れるだけで必ず離脱症状が起きてしまいます。
人によってはもっと苦しい方もいらっしゃるでしょう。
このようなことを防ぐためにも飲み忘れをしない工夫は大変重要です。
お薬カレンダーやお薬ケースを利用すると便利ですよ!(遮光や温度など、お薬の保管方法には気を付けましょう)
離脱症状の対処法
私のように薬を飲み忘れてしまったり、薬を減らしていく過程で離脱症状が起きてしまった場合はどうすればよいのでしょうか?
離脱症状を乗り越えるためには、以下のような対処法が有効です。
- 医師の指導を受ける:離脱症状が辛い場合は、必ず医師の指導を受けましょう。適切な薬物療法やカウンセリングが必要です。
- 十分な休息を取る:体を休めることが重要です。無理をせず十分な睡眠を確保しましょう。
- バランスの取れた食事:栄養バランスの取れた食事を心がけることで、体の回復を助けます。
- サポートグループに参加する:同じ経験を持つ人々と交流することで、精神的な支えを得ることができます。
うつ病などのメンタル疾患でお薬による治療を行っている場合は、自分の判断で勝手に服用を中止してはいけません。
少しずつお薬を減らしていくことで離脱症状が起きるのを防ぐことができます。
薬を飲み忘れてしまった場合の対処法も医師に確認しておくとよいでしょう。
また、このような病気の場合、休むことが苦手だったりしませんか?
私はとても下手くそでした。
最近になってようやくできるようになってきた気がします。
休むことが大事だと分かっていても、それを実行するのが難しいのですよね。
「勇気をもって本気で全てを手放す」
本気で休む。これが肝心です。
仕事や家事、子育てなど、どうしても手放せないものもありますよね。
そこまで手放そうと思うと結局自分を苦しめてしまうので、できる範囲のことを手放してしまいましょう。
どうしても色んなことに気が散ってしまう場合は、深呼吸に集中してみるといいですよ!
また、バランスの取れた食事は非常に大切です。
しかし、これもできる範囲から始めましょう。
完璧を求めると心が疲れてしまいます。
最初は何か食べている。
それだけでも十分です。
それから、気持ちを吐き出すことは大切です。
病院では医師や看護師に、普段は家族や友人、SNSでも構いません。
辛い時はつらいと言葉にして構わないのです。
ほんっとに楽になります。
言葉にする場所がない場合は、厚生労働省「こころの耳」でたくさんの相談場所が公開されていますので活用してみましょう。
私のXアカウントでも気軽に色んな話をしていますので、遠慮なくお越しください。
気持ちを共有できる仲間がいっぱいいますよ!
まとめ
- うつ病などのメンタル疾患の治療では離脱症状が起こることがある
- 使用している薬の種類や体質によって様々な離脱症状が起こる
- 薬の服用や減薬は医師の指示通りに行い、勝手な判断で中止したりしない
- お薬カレンダーやお薬ケースを使って薬の飲み忘れを予防する
- 離脱症状が出てしまった場合は、無理をせず心身を休めることに集中する
離脱症状は非常に辛いものですが、適切な対処法を取ることで乗り越えることができます。
また、どんな症状が起こるのかを知っているだけでも、自分の身に降りかかった時に冷静に対処することができます。
つらい気持ちは自分一人で抱え込まず、医師や周りのサポートを借りながら少しずつ前進していきましょうね。