電気屋の娘が教える冷蔵庫の効果的な節電方法とベストな買い替え時期

家計改善
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まだまだ暑さが収まらず、

「なんとか電気代を安くできないものか」

と頭を悩ませていませんか?

私は両親が街の電気屋さんを営んでいたので、まさに家電製品のおかげで生きてきた人間です。
子供のころから節電はあたりまえの生活を送ってきたので、今も自然と実践しており、両親には大変感謝しています。

ところであなたは家庭で最も消費されている電力を3つあげられますか?

経済産業省資源エネルギー庁によると、

1位:エアコン
2位:冷蔵庫
3位:照明

となっており、なんとこの3つだけで家庭で消費されている電力の約半分以上を占めているんですよ!

出典:経済産業省資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」

この3つの電気代を意識して節約できると、実はとっても効果があります。

そこで本日は冷蔵庫の効果的な節電方法とベストな買い替え時期についてご紹介します。

エアコンの節電方法については以前の記事で紹介していますので、そちらもあわせてご覧くださいね。

冷蔵庫の効果的な節電方法

節電は、消費するエネルギーを抑えることで実現できます。

冷蔵庫は朝から晩まで動いているので、その消費電力は自然と多くなってしまいます。
しかし電源を切ってしまうことはできないので、少し工夫が必要です。

冷蔵庫は、冷蔵庫内部の温度を一定に保つように頑張ります。
ですから、庫内の温度が上がってしまった時に熱を外に逃がすという場面で電力を消費します。

つまり、庫内の温度をできるだけ一定に保つことで節電に繋がります。

具体的には次の5つを実践すると効果的に節約できます。

1.適切な温度設定をする

    あなたは冷蔵庫の温度設定を調節したことはありますか?
    実は、季節によって冷蔵庫の温度を調節した方が良い場合があります。

    冷蔵庫はドアの開閉をすると外の空気が庫内に流れ込んで温度が変化してしまいます。

    夏場だと高い温度の空気が庫内に流れ込んでしまうので、「弱」だと食材が傷んでしまう可能性があります。
    逆に冬場は気温も低く、庫内の温度も影響を受けにくいので「強」にする必要はあまりないと考えられます。

    しかし、今はエアコンがついている家庭が多く、極端な室内の温度変化が少ないと思います。
    まずはご家庭の冷蔵庫の設置場所がどのぐらい外気の影響を受けそうかを考え、「中」を基準に設定温度を決めると良いでしょう。

    冷蔵庫の周りにスペースを確保する

    冷蔵庫は熱を外に出すことで庫内の温度を一定に保っています。
    ですから、冷蔵庫の周りに十分なスペースがないと熱が逃げにくく、電力を消費してしまいます。
    冷蔵庫の上に物を置いている方をよく見かけますが、放熱しにくくなってしまうのでおすすめできません。

    少なくとも冷蔵庫の上は5cm、左右は1cmほどスペースを確保してください。

    また、熱の逃げ道となる冷蔵庫の側面や背面にほこりを溜めないようにすることも大切です。
    冷蔵庫は意外と簡単に動かせますから、お使いの冷蔵庫の説明書で確認してみてくださいね。

    3.熱いものは冷ましてから冷蔵庫に入れる

    冷蔵庫は庫内の温度変化をできるだけ少なくすることが大切です。

    熱いものをそのまま冷蔵庫に入れてしまうと、庫内全体の温度が上がってしまい、電力を消費してしまいます。

    熱いものはできるだけ常温に近付けてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。

    普段から冷凍庫でアルミ板や保冷剤を冷やしておいて活用すると比較的早く冷めますよ。

    4.冷蔵庫の詰め方を工夫する

    冷蔵庫は冷蔵室と冷凍室とで詰め方を変えるのが効果的です。

    まず、冷蔵室の中を確認してみてください。
    冷気の吹き出し口が見えましたか?
    見えなかった人は、今すぐ冷蔵室の中身を整理整頓しましょう。

    冷蔵室は、庫内の冷気が上手に循環すると効率的に冷やすことができます。
    ぎっしり詰まっていると空気の流れをふさいでしまいますので、できるだけ隙間を空けて収納するように気を付けましょう。

    ちなみに節電のためにとカーテンを付けている方もいらっしゃるかと思いますが、実はあまりよくありません。
    空気の流れをふさいでしまうので、ドアポケットに冷気が届かず食品が傷む原因になります。
    食材のロスはかえって家計に負担になりますので、気を付けましょうね。

    一方冷凍室はぎっしり詰めることをオススメします。
    冷凍庫は凍っているものがお互いに冷やす役割をしてくれますので、節電に繋がります。
    ある程度凍ったら立てて収納すると見やすくなっておすすめですよ。

    5.冷蔵庫を買い替える

    冷蔵庫の買い換えに適切な時期は購入から10年目と言われています。
    というのも、メーカーが修理部品を保存できる期間が9年と決まっているからです。
    また10年前のものと比べると、省エネ性能も大きく向上しており節電効果が期待できます。

    でも冷蔵庫はお高いですから、できるだけ安く購入したいですよね。

    実は冷蔵庫には安く買えるタイミングがあるのです。

    冷蔵庫のベストな買い替え時期

    冷蔵庫が安く買える時期はおおよそ決まっています。

    そのタイミングは1年に4回あります。

    • 家電量販店の決算期:9月と3月
    • ボーナスの時期:6~7月と12月
    • モデルチェンジの時期;10~11月の前
    • 年末年始

    この中でも最も安くなりやすいのが③モデルチェンジの時期です。

    家電はなんでもそうなのですが、新製品が出ると古いモデルが売れにくくなります。
    ですから販売店は新製品がでる1~2か月前に在庫を減らすため価格を最も低くします。

    冷蔵庫の場合は10月~11月頃に新製品が出ることが一般的です。
    ですから、その1~2か月前である8~9月が狙い目です。

    特に9月の終わり頃は半額近くになることもあります。

    というのも、冷蔵庫は夏場に壊れることが多く、8月は意外と切羽詰まった購入客が見込めるので、それほど値下げしなくても売れてしまいます。
    しかし、夏を乗り切ったご家庭は、新しいモデルが出る秋を待たれる方が多いので、冷蔵庫の売れ行きが落ちてしまいます。
    そこで、在庫を残したくない販売店は大幅値下げに踏み切るといった動きになるのです。

    1年程の型落ちであればそれほど性能も変わりません。
    冷蔵庫は突然壊れてしまうことが多いので、余裕を持った買い替え計画を立てて、お得にGETしてしまいましょうね。

    まとめ

    • 冷蔵庫は家庭で2番目に電気代を消費する家電である
    • 冷蔵庫は庫内の温度を一定に保つことで消費電力を抑えることができる
    • 庫内の温度調整や設置場所、詰め方を工夫すると電気代が節約できる
    • 新しい冷蔵庫に買い替えるときは9月を狙うとお得に買いやすい

    家電はていねいに扱ってあげると、ちゃんと答えてくれます。
    整理整頓したり、掃除をしたりすると、電気代が節約できるだけでなく長持ちもします。

    そして、それらのヒントはちゃんと取扱説明書に書いてあるんですよ。

    家電の取扱説明書は読まずに置いてあるだけという方も多いと思うのですが、たまにはページを開いて読んでみると意外な発見が転がっているかもしれませんよ。

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