今日は三者懇談会に行ってきました。
我が子は受験生なので、激しい受験戦争を勝ち抜くため、白熱した作戦会議となりました。
お陰様で今はぐったりです(汗)
さて、三者懇談が終わるといよいよ夏休みが始まりますね。
受験生にとって夏休みは天王山とも呼ばれるほど大切な時期です。
夏休みをきっかけにお子様を塾に入れるというご家庭もあるのではないでしょうか?
どんな塾を選べばよいか、迷いますよね。
特に夏休みともなると、夏期講習や受験対策用の特別な講習があったりして、塾代も恐ろしい金額になりがちです。
実際我が家も長男の受験の時には驚くほどのスピードで諭吉さんが家出していきました。
(今は渋沢さんに変わりましたね)
一方、現役受験生である次男は塾に通っていません。
なぜなら、長男が個別指導塾で現役塾講師をやっているからです!
手前味噌ですが、長男は生徒や保護者の皆さんから高評価をいただいており、数々の実績も上げてまいりました。
今日はそんな現役塾講師である長男に、失敗しない個別指導塾の選び方を伝授してもらいましたので、塾選びに迷っている皆様のお役に立てたら幸いです。
個別指導塾講師の実態
まずは皆さんにご信頼いただくために、長男が所属する個別指導塾でいただいた2枚の認定証をお見せします。
長男は関西の私立大学に通う大学4年生で、現在は大学院進学に向けて彼もまた現役受験生でもあります。
彼の所属する個別指導塾は、全国で1,000校以上を展開する大手個別指導塾です。
その中でSS講師というのは本部や保護者・生徒の皆様から認められた最高ランクの講師である証です。
また現役大学生でありながら、教室長として認定していただきました。
教室長として、生徒さんだけでなく、直接保護者さんとお話をさせていただける重要なポジションを担わせていただいております。
しかし彼は教育学部に行っているわけでもなく、教育課程をとっているわけでもありません。
そんなごくごく普通の大学生がこのような大事な仕事を担っていることに驚かれる方も多いのではないでしょうか?
私が彼から
「教室長の試験を受けるように推薦されてるんやけど」
と聞かされた時、実は大反対いたしました。
人生を左右する受験期のお子様を預かるような重大な責任を、ただの大学生が負うべきではないと思ったからです。
しかし彼は自分の意思を貫き通し、現在では多くの生徒さんの成績をアップさせ、保護者さんからの要望にも全力で応えてきました。
このように、実際の塾運営は現役大学生が中心となって行っているのが実態です。
これは長男が勤める個別指導塾だけでなく、他の大手学習指導塾や、家庭教師を派遣する塾でも講師を務めているのは現役大学生であることがほとんどのようです。
そこで私たち親にとって心配となるのが講師のレベルの差ですよね。
あなたはレベルの低い塾講師に高いお金を払いたいですか?
うちの長男のような実績ある講師にお子さんを任せたいとは思いませんか?
個別指導塾選びに失敗しないポイントは良い講師を見極めることだといっても過言ではありません。
長男に良い講師の選び方をインタビューしましたので、ぜひご覧ください。
信頼できる個別指導塾講師の見分け方
みなさんは塾を選ぶとき体験入学をしていますか?
個別指導塾の体験入学は良い塾講師を選ぶ絶好のチャンスです。
長男がおすすめする体験入学の正しい受け方は
「自分が本当に分からない難しめの問題を持参すること」
だそうです。
塾も商売ですから、生徒に「解けた!」「分かりやすかった!」と思ってもらって入塾してもらうミッションがあります。
生徒を獲得するために、体験入学を担当する講師は、その塾の中でも比較的実力のある講師が選ばれることが多いそうです。
そして生徒が課題を持参しなければ、担当する講師が教えやすい比較的簡単な問題を選んで体験させます。
しかし、生徒が持ち込んだ問題を教える場合は講師の実力が問われます。
その時に実力のない講師がもれなく発する言葉があるんだとか。
どんな言葉だと思いますか?
「とりあえず、この問題やってみて」
だそうです。
自分が解けない問題がある場合、生徒に別の問題を解かせることで調べる時間を稼ぐのです。
逆に実力のある講師は、どんな問題でもすぐに対応することができます。
もちろん塾講師も得意不得意がありますし、完璧ではありませんから、間違った指導をしないためにも一旦調べるといった行動をとることがあります。
優秀な講師であれば正直に確認する旨を伝え、正しい指導を行います。
もし、お子さんを担当した講師が頻繁に別の問題を勧めてくる場合は、あまり実力のない講師である可能性があります。
さらに、その講師が時間稼ぎをして調べるということすらせず、適当な指導をしているように感じられたら、論外だと考えてよいでしょう。
また個別指導塾では講師をチェンジできるというメリットがあります。
体験入学も数日通えることが多いので、講師に疑問を感じたら、別の講師への変更を申し出てみてください。
講師の変更に応じない塾や、講師をチェンジしても信頼できない場合は、その塾には良い講師がいないと判断していいでしょう。
別の塾を選ばれることをおすすめします。
個別指導塾で費用を抑える方法
これは塾サイドからすると広めてほしくない情報でしょう。
しかし親としては少しでも安く抑えたいのが本音ですよね。
長男は良い塾講師ですから、保護者さんの要望に全力で応えます。
教室長としても生徒さんにはできるだけ長く通っていただきたいですから、保護者さんの無理のない範囲でカリキュラムを組むことも重要です。
ですから、塾代を少しでも安くする方法も教えてくれました。
通常、個別指導塾では少しでも多く利益を上げるために、できるだけ多くのコマ数を受講させるカリキュラムを組みます。
特に受験生の夏期講習や冬期講習などは、親も子供も合格するためには仕方がないと思うものです。
ですから塾から勧められるがままに、いろいろな特別カリキュラムを申し込みがちですよね。
しかし生徒さんを担当している塾講師は、その子の得意・不得意をよく知っています。
その子がモチベーションを保てる教科とそうではない教科も分かってしまうそうです。
また塾で指導をした結果、成績の伸ばし方を身に着け、それほど指導が必要のなくなったのに、そのまま受講を続けている生徒も少なくないんだとか。
だったらその教科の受講をやめたり苦手な教科に切り替えた方が、費用も抑えられ、時間も有効に使えますよね。
少しでも塾代を安く済ませたい場合には、教室長に減らせる教科は減らしたいと申し出てみましょう。
塾側も何とかうまいこと言って減らさせまいとしてくるかもしれませんが、最終的に受講科目を決める権利があるのは本人や保護者さんです。
塾としては辞めてもらっては困りますから、最終的には適切なカリキュラムへの組み替えに応じてくれるでしょう。
まとめ
- ほとんどの塾は大学生が中心となって運営している
- 個別指導塾選びに失敗しないためには良い塾講師がいるかどうかを見極めることが大切
- 良い塾講師は難しい質問にもすぐに対応でき、指導方法に確信が持てない場合はきちんと調べて回答する
- 良い講師を見極めるために、体験入学を上手に活用する
- 個別指導塾では教室長に相談することで無駄な費用を抑えることができる
様々な塾の形態がある中で個別指導塾を選ぶメリットは、自分にあう講師を選べることです。
ありがたいことに長男は優秀な塾講師として評価していただいていますが、生徒によっては長男の指導方法が合わない子もいます。
別の先生のもとで大きく成績を伸ばした子や、何度も先生をチェンジして、最終的に長男のもとへと戻ってくる生徒さんもいます。
指導をしているのが大学生だと心配だと思われる親御さんもいらっしゃるかもしれません。
しかし講師陣のほとんどは、大切なお子さんを預かっているという自覚と責任感をもって指導をしていることが長男の話からよく伝わってきます。
自分の担当の生徒だけでなく、他の生徒さんについても、どうやったらその子の苦手を克服し成長させることができるか、みんなで協力し合って合格という目標に向かって努力しています。
大学生はみな、厳しい受験戦争を乗り越えてきたからこそ、受験生の一番の理解者なのかもしれませんね。
私は受験生の親として、子供にはできる限りの支援をしてあげたいと思うものの、結局はあまりしてあげられることもなく、もどかしく思うことの方が多い気がします。
しかし今回の受験は塾講師の長男という大変心強いパートナーがいます。
みなさんのお子さんも良いパートナーとなる塾講師と出会えることを願っています。