みなさんは小学生の頃に家庭科で習った「衣類の取り扱い表示」を覚えていらっしゃいますか?
洋服のタグについている様々な記号のことです。
洗濯をしたりアイロンをしたりするときに参考にすることがありますよね。
あの記号、実は何度もリニューアルしているんです。
2024年8月20日、経済産業省が「繊維製品の取扱いに関する表示記号、表示方法及び試験方法について規定したJIS L0001」を改正したと発表しました。
今回の改正で、衣類の取り扱い表示が国際基準と同様になるとのことです。
国内外の記号が統一化されることで、輸出入が円滑化されるとともに、私たち消費者も取り扱いがしやすくなることが期待されています。
どんな記号に変わるのか
こちらの図が今回変更になった衣類の取り扱い表示です。
私は普段あまりこの表示を見ないので、小学生の頃に覚えたものとガラッと変わっていてビックリしました。
アイロンをかける時にたまに見るぐらいなのですが、
「アイロンの記号は昔みたいに「低」「中」「高」がいいなぁ」
と思ってしまいました。
私の使っているアイロンも「低」「中」「高」と表示されるので、その方が分かりやすいと思ったからです。
このアイロンの温度表示は今回の改正でアイロンの温度が少し上がったようです。
こちらがその図になります。
私の正直な感想を申し上げます。
「その微妙な温度差、判断できんわ」
すみません。思わず関西弁が出てしまいましたね。
大雑把な私は、ますます「低」「中」「高」に戻しておくれと思ってしまいました。
しかし表示に従って温度調整をした方が、衣類は長持ちし、無駄な電気代を使わずに済むでしょう。
みなさんは私のようにズボラしないで、記号の指示に従ってくださいね。
私も心を入れ替えます(笑)
追加された記号と意味
今回の改正で、新たに2つの記号が追加されたものと、従来の記号に新たな意味が追加されたものがあります。
個人的にはスチームなしの記号が追加されたのがありがたいなと感じました。
また、今回の記号の意味の追加では、ドライクリーニングに使える溶剤が追加されました。
クリーニングのお仕事をされている方にとっては重要なポイントなのかもしれませんね。
以前はクリーニングに出さなければいけなかったような衣類も、最近では洗濯機で洗えるものも増えましたよね。
洗濯機の「ドライ」機能を使ってお洗濯をされる方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
実際に私が「ドライ」機能を使う時に使用している洗剤の表示を確認してみたのですが、表示されていたのは家庭洗剤の欄にある記号でした。
同じ「ドライ」という言葉を使っていても、自宅で洗濯できるものとクリーニング屋さんとでは別物ということです。
言葉のイメージだけで判断せず、しっかりと衣類の表示を見て、適切な取り扱いをしていきたいものですね。
まとめ
- 衣類の取り扱い表示は時代と共に変わっている
- 今回の改正で国内外の表示が統一されたことにより、事業者も消費者も取り扱いがしやすくなる
- 衣類を長持ちさせるためにも、表示に合った適切な取り扱いを心がける
今はまだ表示が変わったばかりですので、実際に市場にこれらの表示で出回ってくるのはもう少し先かもしれませんね。
しかし、これらの表示が浸透することで、私たちの洗濯ライフは非常に便利になることでしょう。
さらにこれが衣料業界だけでなく、家電業界にも広がり、表示が統一されたとしたら、もっと便利な世の中になるのではないかと思いました。
もし家電業界の方がこの記事を見てくださっていたら、ぜひアイロンと洗濯機の表示は統一していただけるよう、上司にご提案をお願いいたします。
私のようなズボラ主婦が喜びます(笑)
衣類を大切に扱うことは、地球にも環境にも、お財布にも優しいことにつながります。
私もこれを機に、しばらくはこの一覧表を目の前において、アイロンがけが得意なステキ主婦を目指してみようと思います。
みなさまにもご活用いただけるように、リーフレットへのリンク先をおいておきますね。
衣類の取り扱い表示