節約お盆も中盤に入りましたね。
もうお仕事が始まった方も、お盆休みが始まったばかりという方もいらっしゃるでしょう。
我が家は前半戦を夫の実家で過ごし、これから自宅に帰ろうかなと準備しつつ、後半戦はどう楽しもうかなと考えている最中です。
この後、台風も心配されますが、皆さんもお気をつけてお過ごしくださいね。
さて、大きな連休が終わると、
「レジャー費を使いすぎてしまった」
という経験を皆さんお持ちではないでしょうか?
私も家計簿をつけながら
「あぁ、またやってしまった」
と思ったことが何度もあります。
レジャー費を含む娯楽費は、家計を管理する上で失敗しやすくもあり、節約に取り組みやすい項目でもあります。
この記事を参考に、娯楽費を上手に節約して家計をコントロールできるようになりましょう。
娯楽費とは
家計簿の項目のひとつである娯楽費というと、旅行やレジャーにかかった費用を思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか?
実は、総務省が毎月統計を取っている「家計調査」では、「教養娯楽費」と呼び、以下の4つの項目に分けられています。
教養娯楽用耐久財 (24,699円) | パソコン、テレビ、カメラ、ブルーレイレコーダー、楽器など |
教養娯楽用品 (125,348円) | 文房具、おもちゃ、スポーツ用品、ゲーム機、園芸用品、ペット用品など |
書籍・他の印刷物 (36,669円) | 書籍、雑誌、新聞など |
教養娯楽サービス (207,836円) | 旅行費、習い事の月謝、映画館や遊園地の入場料など |
一般に思い浮かべられる旅行費などの他に、パソコンやテレビ、文房具や書籍なども含まれていて、意外と範囲が広いのだなという印象が持たれます。
娯楽費は生活を豊かにするための娯楽や教養のための費用と位置付けられますので、そう考えるとこのような項目になっているのもうなずけますよね。
総務省の分類がこのようになっているからといって、必ずしもこの分類で家計簿をつける必要はありません。
しかし、これらを参考に家計簿を分類してつけてみると、全国の平均値と比較しやすくなります。
ちなみに、この表の項目欄に()で表示した金額は、2024年8月に発表された2023年の2人以上の世帯の1世帯当たりの1年間の各項目の平均支出額です。
全項目の合計額は約40万円になりますね。
みなさんのご家庭では平均値とどのぐらい差があるでしょうか?
娯楽費は生活を豊かにするための費用なので、どの項目にどのぐらいの予算を充てるべきかは家庭によって大きく変わるでしょう。
とはいえ、平均値と大きくかけ離れるようであれば、その金額がご自身のご家庭にとって適正であるのかを考え、優先度の低い項目から節約に取り組んでいくと良いですね。
娯楽費の節約方法
娯楽費の節約を考えるときに注意をしなければいけないのは、我慢のし過ぎは良くないということです。
あまりにも極端な節約はストレスになり長続きしないばかりか、我慢の反動で衝動買いにつながることもあります。
娯楽費は自分にとって大切な娯楽は生活の質を上げる大切なものです。
娯楽費には優先度をつけましょう。
自分や家族の中で優先度の高い娯楽にはお金を使いつつ、優先度の低いものから支出を抑えていきましょう。
最初に長期計画を立てる
月々の予算の中に旅行などを組み込んでしまうと、その月は赤字になってしまうでしょうから、モチベーションが下がってしまいますよね。
家計簿をつけるときは、あまり高額になるようなものは「娯楽費」ではなく「特別費」として項目を作っておくと有効です。
ファイナンシャルプランナーは必ず長期計画を洗い出し、お金のかかる時期を見極めてからライフプランニングを行います。
それと同じように、まずは5年程度でもいいので中長期の計画を立て、3年後に海外旅行に行きたいと計画したら、それに向かって逆算し月々少しずつ特別費を積み立てていきます。
そうすれば日常の家計に大きな影響を与えることなく、楽しみも実現できるようになります。
書籍代の節約方法
書籍代を最も節約しやすい方法は、図書館の活用ですよね。
大きな図書館であれば、CDやDVDの貸出を行っているところもありますよ。
また、家計を節約するために
「余計なサブスクは見直しましょう」
と言われやすいものですが、私はアマゾンプライム会員です。
プライム会員であれば電子書籍も無料で読めるものも多く、普段手に取らないようなジャンルの本も気軽に読むことができます。
その他にも映画や音楽も楽しめますし、お買い物の送料も無料になったり、特別価格で購入することができます。
結果として様々なサブスクに手を出すよりも一つにまとめられていて、大変お得に感じています。
また、うちの子は習い事として進研ゼミを利用しています。
進研ゼミのタブレットでは、勉強だけでなく、様々な本が読み放題となっています。
新しい書籍も次々更新されているので、飽きることなく楽しめますよ。
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レジャー費の節約方法
イベントやレジャー施設を利用する場合は、割引を有効活用しましょう。
事前にチケットを購入しておくことで割引価格の適用を受けることができるものが多くあります。
更に、普段利用しているクレジットカードや自動車保険などのホームページも確認してみてください。
見落としがちですが、レジャー施設の優待価格などが設定されていることがありますよ。
また、我が家はANAカードをメインで利用していますが、溜まったポイントをマイルに交換して、旅行先のアクテビティ代や食事代として利用しています。
そうすることでパッケージ旅行もシンプルで安いものを選ぶことができ、大幅な節約につながります。
旅のプランも自分たちのやりたいことだけで埋めることもできるので、旅の満足度も上がりますよ。
まとめ
- 娯楽費の範囲は広く、生活の質を豊かにするための費用である
- 娯楽費の節約を考えるときには、優先順位を決め、長期的な目線で考えることから始める
- 無理をして費用を抑えようとすると逆効果になりかねないので、優先順位の低いものから節約に取り掛かる
- サブスクや優待券、ポイントなど、利用できるものは上手に活用する
節約というと「我慢」というイメージが付きまといがちですが、娯楽費に関してはできるだけ我慢せずにしっかりと予算を取っていただきたいなと考えています。
本文中にも何度か出てきましたが、やはり「生活の質を高めるための費用」という側面があるからです。
「お休みがあるから仕事が頑張れる」
「推しのライブがあるから頑張って働こう」
といった気持ちを感じることって誰しもありますよね。
娯楽があるから仕事が頑張れて、結果として収入を上げることにもつながるのです。
だからといってどんどん娯楽につぎ込みすぎるのも問題ですので、優先順位をしっかりと見極めていきましょうね。