大型犬を飼う費用はどのぐらい?我が家でかかっている費用を大公開!

日常
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私は小さい頃から犬が好きで、実家でもモフモフの雑種を飼っていました。

ある日、近所で産まれた子犬を貰って帰り、母親に大目玉を食らったことがあります。

「犬が飼いたかったらあなたが結婚して家を持ってから飼いなさい」

と言われ、大きくなったら絶対に飼うんだと心に決めていました。
念願叶って、今では2匹の大型犬と1匹の猫と共に暮らしています。

同じように大型犬との暮らしに憧れがある方も多いのではないでしょうか?
大型犬との暮らしは本当に素晴らしいものです
体は大きいのに、ビビりでおバカで甘えん坊で、毎日愛くるしい姿を見せてくれます。

しかし、大型犬を飼うには多くの費用がかかります
ペットを迎えるということは最期まで責任をもってお世話をしなければならないので、飼育費用は切っても切り離せない問題です。

そこで今回は我が家で大型犬を飼うのにどのぐらいの費用がかかっているか大公開したいと思います。

大型犬を迎え入れるときにかかる費用

こちらが我が家の愛犬、ブラッドとルークです。

ブラッド
ブラッド

こんにちは!僕の名前はブラッド。11歳のおじいちゃんだよ。

ラブラドールレトリバーっていう犬種で、盲導犬などで有名な犬なんだ。

賢いって思われがちだけど、子犬の頃は破壊王ってよばれるぐらいヤンチャしちゃうんだ。

一緒に暮らしている猫によくイタズラされちゃうけど、温厚な性格だから怒ったりしないよ。

ルーク
ルーク

僕の名前はルーク。まだ2歳のお子ちゃまなんだ。

フラットコーテッドレトリバーという犬種で、滑らかな被毛が自慢だよ。

とても賢いんだけど、永遠の少年って言われるぐらい大人になっても活発なんだ。

だけどほかの大型犬よりあまり長くは生きられないみたいで悲しいな。

どちらも人懐っこく、飼い主からお願い事をされることが大好きなので、飼いやすい犬種と言われています。

生体価格はどのぐらいかかる?

どちらもレトリバーという分類で、見た目も割と似ていますが、実は体格もご先祖様のルーツも全く異なります。
特にフラットコーテッドレトリバーは日本ではまだあまり知られていない犬種で、特に「レバー」という茶色い毛色は流通数も少ないため、迎え入れるときの費用に大きな差がありました。

犬種・性別・色迎えた場所生体価格
ラブラドールレトリバー・雄・イエローブリーダー15万円
フラットコーテッドレトリバー・雄・レバーペットショップ50万円
購入時に加入したペット保険料は除く

かなりの差がありますね。
フラットコーテッドレトリバーが珍しい犬種であることも原因の一つではありますが、ペットショップで購入すると、その店独自の購入保証パックに加入させられることが多いです。

購入後、先天性の病気が見つかった場合などに購入代金を返金してくれる保証なのですが、その際は迎えた子犬はペットショップにお返ししなければなりません
ですから、

「そんな保証は要らないので外してください」

とお願いしたのですが、お店のルール上外すことはできないとのことだったので、仕方なしにお支払いしました。

ちなみにブリーダーさんでも万が一の場合には同じような対応が取られますが、そのための保証料などは請求されませんでした。

保証料に関してはお店やブリーダーさんによって対応が異なりますし、犬種や毛色、月齢によっても生体代は変わりますので、一般的な価格というのはお示しできないというのが実態です。

生体代以外の初期費用

お気に入りの子が見つかっても、迎え入れるには様々な準備が必要です。
最初の1、2か月に最低限必要な費用を品目別に確認していきましょう。

品目用途等費用
ケージ犬が生活するスペース20,000円
マット代すべり止め用のカーペット10,000円
トイレ用品トイレトレーとトイレシート10,000円
エサ皿・水入れLサイズ3,000円
フード3kg3,000円
クレート移動や寝るためのキャリーケース20,000円
散歩用品首輪、リード、うんち袋10,000円
お手入れ用品ブラシ、爪切り、歯磨き、耳掃除5,000円
しつけ用おやつフードを使う場合は不要1,000円
おもちゃボール、ロープ、ぬいぐるみなど5,000円
ペット保険1年分50,000円
ワクチン代2回分10,000円
狂犬病予防接種代1回分(登録費用を含む)3,500円
1匹当たりのおおよその金額

全部で約16万円という結果が出ました。
改めて自分で見てゾッとします(笑)

大型犬の場合は、ケージやクレート、トイレ、お皿など、どれも大きなサイズが必要です。
大型犬はあっという間に大きくなるので、おもちゃも小さいものは飲み込んでしまい危険です。

また、大型犬は「股関節形成不全」という関節の病気にかかりやすいため、すべり止め用のマットを生活スペースに敷き詰める必要があります。

初期にかかる費用はサイズや品質によっても大きく異なりますが、かなり多くの費用がかかることがお判りいただけたと思います。

普段の飼育にかかる費用

2歳ぐらいまでの間にかかる費用

大型犬はあっという間に成長します

子犬の姿が見られるのはほんの数か月だけで、半年程で成犬と同じくらいのサイズに成長します。
ですから、その期間は首輪やリードなどを頻繁に買い換える必要がありますし、フードの量もあっという間に増えていきます。

更にこの時期には去勢や避妊を行うのに3万円程度かかります。

また、レトリバーに共通して言えるのは、子供の頃はとてもヤンチャだということです。
一般的な「賢くておとなしい」というイメージとは大きくかけ離れています。

ありとあらゆるものを壊します。

ケージも5回は買い替えていて、粗大ごみの申し込みがあまりにも多いので

「業者さんですか?」

と聞かれたことがあります。
おかげさまで最近はDIYの技術を身に着けました。

これは我が家に限ったことではなく、ほとんどのレトリバーの飼い主さんから聞くお話です。

レトリバーを迎え入れるときには、このような買い替え費用度々発生するということを覚えておいてください。

2歳以降は犬も費用も落ち着いてくる

フラットコーテッドレトリバーは「永遠の少年」と呼ばれているので、落ち着くかどうかはまだ不明ですが、一般的には2歳ごろからひどいイタズラはなくなります

それに伴い、普段の飼育にかかる費用も落ち着いてきます

毎年1回かかる費用
  • 狂犬病予防接種…3,500円
  • ワクチン代…7,000円
  • ノミ・ダニ・フィラリア駆除薬(1年分)…30,000円
  • ペット保険…50,000円
毎月かかる費用
  • フード代…10,000円
  • トイレ用品…4,000円
  • お手入れ用品…500円
  • おやつ…1,000円

合計すると年間で約28万円の費用がかかります。

ラブラドールレトリバーはトリミングの必要がありませんし、フラットコーテッドレトリバーも家でのお手入れで十分きれいに保てますので、我が家ではトリミング代はかかっていません。
1度連れて行ったことがありますが、その時は10,000円ほどかかりました。

初期費用を見て

「これは無理だわ」

と思っていた方も、毎年の費用の目途がたつと少し安心されたのではないでしょうか?

突発的にかかる費用

これは新型のパラボラアンテナでしょうか。

ペットを飼っていると必ず病院にお世話になります。
けがや病気をした時の医療費も負担が大きい費用です

ブラッドは犬歯が折れて1回、ルークは誤飲をして2回手術を経験しています。
実はつい先週、抜糸を終えたところです。

大型犬は小さい犬に比べて麻酔などの薬剤費が多くかかります。
今回靴下を飲み込んでかかった費用は19万円でした。
これはペット保険適用後(50%負担)の金額です。

しかし、手術費が高いのは大型犬に限った話ではありません。

実は我が家にいるもう1匹のペット、猫のゆずちゃんは膝に先天的な疾患を抱えており、両膝の手術を受けました。
その時の費用がなんと40万円だったのです!

こちらも保険(30%負担)に加入していましたので、最終的には15万円ほどに収まり助かりました。

ですから、大型犬に限らずペットを飼うときはペット保険に加入することをおすすめします。

その他にかかる意外な費用

実は大型犬オーナーあるあるなのが「車の買い替え」なのです。
噂には聞いていたのですが、車の買い替え基準が犬中心になるのです。

我が家もランドクルーザープラド→セレナe-power→テスラモデルYと乗り換えてきました。

車に詳しい方は

「テスラって大型犬乗るの?しかも2匹」

と思われたかもしれません。

私もショールームに行くまでは無理だろうと思っていました。
でもモデルYだったら余裕で乗ってしまいました。
むしろセレナよりも快適です。

それどころか、病院に行くときは軽自動車に乗せていきます。
人間が乗らなければ軽自動車でも全然大丈夫です。

ですから必ずしも買い替えないと無理ということではないので、ご安心ください。

まとめ

  • 大型犬を飼うのに必要な費用は犬のライフステージによって大きく変動する
  • 迎え入れるときの生体価格は犬種や毛色、月齢のほか、購入場所によって大きく変わる
  • 2歳頃までは様々なものが壊れるので、買い替えや修繕費用がかさむ
  • 犬の成長につれて飼育費用は安定する
  • 突発的なけがや病気に備えてペット保険に入っておくとよい
  • 大型犬でも小さい車で十分な場合もある

大型犬を飼うには初期費用や突発的な負担が大きいことが分かりましたね。
そして落ち着いてしまえば飼育費用も安定し、これなら飼えそうだと思われた方もいらっしゃるでしょう。

大型犬との生活は本当にかけがえのない時間です。

大型犬は表情も豊かで手に取るように気持ちが分かります。
そして全身で大好きと毎日伝えてくれます。
時にその愛情が重すぎますけどね(笑)

大型犬の寿命は10年前後と短いものですが、だからこそ毎日ありったけの愛を全力で伝えてくれるのかもしれませんね。

私たちもその純粋な想いに応えて最期の時までたくさんの愛情を注いであげたいものですね。

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